【5分でわかる】タイとカンボジアの紛争はなぜ?根本的な3つの理由

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【5分でわかる】タイとカンボジアの紛争はなぜ?根本的な3つの理由
この記事でわかること

・なぜ今も対立が続くのか?
国境線の始まりはいつ?
世界遺産が紛争の火種に
政治家たちの思惑とは?
今後の両国の関係はどうなる?

目次

【5分でわかる】タイとカンボジアの紛争はなぜ?根本的な3つの理由

引用:読売新聞オンライン

「タイとカンボジアの紛争」ってニュースで聞いて、どういうこと?

タイとカンボジアって紛争していたの!?と思いますよね。

実は、この両国の間には、最近起きたことだけじゃない、100年以上も前から続く、根深い問題があったんです。

この記事では、そんなタイとカンボジアの紛争がどうして起きるのか、その理由を3つのポイントに絞って、とてもわかりやすくお話ししていきますね。

これを読めば、きっとニュースの見方がガラッと変わるはずですよ。一緒に見ていきましょう!

理由①フランス植民地時代の「国境線」問題

まず最初の理由として、一番の根本にあるのが、フランスが引いた「国境線」なんです。

今から100年以上前のこと、カンボジアはフランスの植民地になっていました。

その頃、タイは独立を守っていましたが、フランスの強い力に押されて、領土の一部を渡さざるを得なかったんです。

このときにフランスが勝手に引いた国境線が、今もずっともめている原因になっています。

タイは「この国境線は正しくない!自分たちに不利だ!」と言っていて、カンボジアは「いや、これが正式な国境だ」と譲りません。

こうして、国境をめぐる対立が、ずっと続いているんですね。

なんだか、昔の出来事が今にまでこんなに影響しているなんて、驚きですよね。

理由②世界遺産「プレアヴィヒア寺院」をめぐる対立

二つ目の理由は、みなさんも聞いたことがあるかもしれない、美しい世界遺産の「プレアヴィヒア寺院」です。

このお寺は、カンボジアとタイの国境にあるんです。

どちらの国も「自分たちのものだ!」と主張して、長年争ってきました。

1962年には、この問題が国際的な裁判にかけられて、「寺院はカンボジアのもの」という判決が出ました。

これで終わったかと思いきや、そう簡単にはいかなかったんです。

特に2008年、カンボジアがこのお寺を自分たちだけで世界遺産に登録しようとしたとき、タイは「それはおかしい!」と猛反発しました。

そして、このことがきっかけで、激しい軍事衝突が起きてしまったんです。

こんなに素晴らしいお寺が、対立の象徴になってしまうなんて、悲しい話ですよね。

理由③愛国心と政治家の思惑

そして三つ目の理由は、少し複雑ですが、両国の「愛国心」と「政治家たちの考え」が大きく関係しています。

タイもカンボジアも、国民の「自分たちの国が好きだ!」という気持ちが、すごく強い国なんです。

だから、国内で政治家が困ったとき、この国境問題を持ち出して、「私たちの国を守ろう!」と国民の気持ちを盛り上げることがよくあります。

例えば、国内で国民の不満が高まったりすると、政治家は「国を守るために戦うぞ!」という強い姿勢を見せ、国民の関心をそらすことがあるんです。

こうして、小さな争いが、あっという間に大きな政治問題に発展してしまうことも少なくありません。

つまり、紛争の裏側には、ただの土地争いではなく、それぞれの国の政治的な事情や、国民の感情が複雑に絡み合っているということなんですね。

最新の軍事衝突とその背景

残念ながら、この長年の対立は、最近のニュースでも報じられているように、現実のものとなっています。

2025年7月24日には、両国が「自分たちの領土だ」と主張する場所で、大規模な軍事衝突が発生しました。

今回の衝突は、以前から緊張状態にあった国境での偶発的な交戦や、タイ兵が地雷を踏んで重傷を負った事件などがきっかけとなり、一気に大規模な砲撃戦へとエスカレートしました。

これにより、たくさんの人が亡くなったり、住む場所を追われたりしています。

両国は「相手が先に攻撃した」と言い合い、非難しています。

タイはカンボジアとの国境をすべて閉鎖し、カンボジアは国際社会に助けを求めています。

この問題は、もう両国だけの話ではなくなっているんですね。

まとめ:歴史と感情が絡み合った複雑な問題

いかがでしたか?タイとカンボジアの紛争は、

  • フランス植民地時代に引かれた国境線
  • 世界遺産「プレアヴィヒア寺院」をめぐる対立
  • 両国の愛国心と政治家の思惑

という3つの理由が複雑に絡み合って起きていることが、お分かりいただけたかと思います。

単純な土地争いというよりは、お互いの歴史や国民のプライドがぶつかり合っている、とてもデリケートな問題なんですよね。

この記事が、みなさんが今後ニュースを見る上で、少しでも理解を深めるきっかけになれば嬉しいです。最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました!

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